2025年も秋になり、後半戦10月、11月はまた秋田のサーフの釣りが熱くなってきます。
それに伴い2025年春から夏にかけての私の前半のサーフの釣りの結果からルアー種類別のおすすめルアーを記事にしていきたいと思います。
また、サーフのフラットフィッシュ釣りを始めたばかりの方やこれから始めようと考えてる方においてはお店に行ってもルアーが多すぎてどれを買って持っていけばいいのか分からないという悩みがあると思います。
その悩みを解決すべくまず初心者がサーフでフラットフィッシュ釣るならこのルアーを持っていけばいいというものも合わせて記事にしていきたいと思います。
この記事を読むと
私は2025年サーフの釣り前半の5月~7月下旬まででサーフでフラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチ)をコンスタントに釣り40㎝以上を96匹(ヒラメ21枚、マゴチ75本)釣りました。(今年の釣果報告を参照ください)
その2025年前半の釣行から、おすすめできるルアーを紹介したいと思います。
フラットフィッシュおすすめルアー
これから紹介するおすすめルアーは私が使ってみて飛距離が出る、初心者でも使いやすい且つ釣果も付いてくると思えたものをルアーの種類別に紹介します。
また、おすすめをたくさん紹介しても、初心者の方は特にその中でどれを持って行ったらいいか迷うかもしれないのでルアーの種類ごとに3選程度に厳選しています。
・シンキングペンシル
①ジャンプライズ ぶっ飛び君115S
シンキングペンシルの1つ目はぶっ飛び君115Sです。2025年に発売したばかりのルアー
ぶっ飛び君はシリーズで一番重いものが95Sの27gでしたがそれのサイズアップしたものになります。
重さも34gにアップしています。
何故これを選んだかというとまずは重さがアップしたことによる飛距離のアップです。
私は今まで95Sを使用していましたが無風、追い風の時は27gとは思えない飛距離と安定した飛行姿勢と食わせ能力で言うことなしでした。
しかし向かい風や横風が吹くと飛行姿勢は崩しにくいですが飛距離が目に見えて落ちて、ルアーの着底も分かりづらくなってました。
その度にもうちょっと重いぶっ飛び君出たらいいのになぁと思っていました。
そしたら今年この115Sが発売され使ってみたところ風が出ている時でも飛距離が出て着底も分かるようになってました。
この115Sが出たことでシンペン投げる際はほとんどの状況でこれ一つで済むんじゃないかと思うようなルアーです。
②バスデイ オーディン95S
2つ目はオーディン95Sこちらも2025年発売のルアー
昨年130Sが発売されそれのダウンサイズモデル
選んだ理由は
重さが30.5gながら他の30g前後のシンキングペンシルに比べて浮遊感があり着底の感触もフワッとしています。
この浮遊感のおかげで食わせの能力が高く今年使い始めたばかりですが多くの魚を連れて来てくれました。
尚且つ飛距離も出るので無風、追い風の時はかなりの戦力になるはずです。
③デュオ ウェッジ120S
3つ目はウェッジ120Sです。
38gあり上記含めた中では一番重く一番遠投できます。
オーディン130の方が41.8gあり遠投もできるのでどちらにしようか迷いました。
しかしキャストが決まらないと飛距離が落ちたり、風が有ったりすると着底が分からなくなる場合があるので初心者には少し使いにくいかもしれないと思いウェッジにしました。
ウェッジ120Sは飛行姿勢も崩しにくく着底も分かりやすいので更なる沖を探りたい時に使用してほしいルアーです。
以上がシンキングペンシルでのおすすめ3選になります。
使い方としては
基本はぶっ飛び君115Sを軸に探って、渋かったり、ショートバイトはあるけど乗らない場合はオーディン95Sに替えフワフワ感で食わせる感じで使ってください。
そして更に沖を探りたい時にウェッジ120Sを使用してください。
この3本があればいろんな状況をカバーできると思います。
・ワーム、ジグヘッド
➀ぶっ飛び静+ワーム
最近サーフのワームの商品が色々とあり、中でもジグヘッドとワームが一体で一つのルアーとなるものが多いですが私はジグヘッド単体にいろんなワームを合わせて使うというのを基本としています。
その中で特におすすめなのがオーナー ぶっ飛び静です。秋田のサーフで使いやすいのは16gと20gだと思ってます。
アイが特殊な形をしていますがこの商品の名前のぶっ飛びを実現するためのアイのようです。同社から発売されている静ヘッドよりも確かに飛距離が伸びます。あと価格が安い。
飛距離が出るのでジグヘッド単体は大体これを使っています。
・合わせるワーム
フラッグシャッド5インチ
ぶっ飛び静に合わせるワームですがフラッグシャッドをおすすめします。4インチと5インチがありますがアピール重視で5インチをおすすめします。
巻いてくるとバタバタと動きアピール抜群です。
スイングインパクトファット4.8インチ
合わせるワーム二つ目がスイングインパクトファットの4.8インチ
元々はブラックバス用のワームのようですがフラットフィッシュの反応も良いです。
水噛みが良くアピール力があり、まずはルアーを見つけてもらうのが優先のサーフの釣りに打って付けのワームです。
一部を除きほとんどのカラーにイカフレーバーが配合されている為バイトも深いと思います。
またこちらワームはリブが入っている(蛇腹状になってる)為、ワームが沈下するときこのリブが抵抗になり水圧を受ける為スローに沈下させることができ、魚に長く見せ食わせの間を与えることができます。
・Zシステム
まずはジグヘッド+ワームの組み合わせについておすすめをしましたが上記の組み合わせに加えもう一つ使用して頂きたいものがあります。
それはアシストフックです。サーフゾンビという名前で活躍されてるyoutuberさんが考案したアシストフックでZシステムといいます。
こんな感じ↓
とても優れたシステムでジグ単だと浅いバイトの場合ワームの後ろ半分だけ千切られてフッキングしないことがありますがそのバイトも拾ってくれます。
またワームのお腹側にセットするアシストフックはよくありますがワームが底に当たる度にフックが擦れてナマクラになるのが早いですが
Zシステムはワームの背中側にセットするので底にコンタクトする頻度が少ない為フックが長持ちします。
こちらのシステムはスナップやスプリットリングを組み合わせて作成するアシストフックです。
本家のZシステムは静ヘッドの各重さに合うように作成のレシピを公開されていますが
私はぶっ飛び静でZシステムを使用していますので私が16g、20gを使用する際合わせているZシステムのレシピを載せますので参考にしていただければと思います。
ぶっ飛び静16gに合わせるZシステムに必要なもの
ぶっ飛び静20g
作成方法
16gを例に作成していきます。
材料を用意できましたら下記順番に並べます
これをスプリットリングプライヤーにて接続していきます
接続するとこのようになりこれでZシステムは完成です
あとはこれをぶっ飛び静+ワームにセットしたら完全体です
こんな感じでスプリットリングをジグヘッドのフックに通しトリプルフックの一本をワームに刺したら完成です。
上からの写真
赤丸部分はトリプルフックのアイが真っすぐになるようにセットした方が座りいい感じがします。
上記の部材は私が使っているものですのでトリプルフック大きくしたり、もっといいものが有れば他のもので代替してアレンジして頂ければと思います。もっといい部材が有れば教えてください。
以上長くなりましたがまずはワームのおすすめ1つ目?になります。
②砂団子
ワームのおすすめ2つ目が砂団子です。
20gと30gがありますが余程荒れてない限りは20gが使いやすいかと思います
こちらのルアーはよくあるジグヘッドとワーム一体型のソフトルアーのようにワームのお腹側にトリプルフックが2つセットされたものとは違い上で紹介したZシステムのようにワームの背中にトリプルフック1つをセットしたルアーになります。
このフックの位置によりZシステムの所でも説明したようにフックがなまくらになりにくいです。
またこちらのジグヘッドはワームをセットする際、刺してねじ込んでいくタイプなのでワームが砂団子用のワームではなくても使用できるので汎用性があります。
なので他のお気に入りのワームをセットしカスタムすることも可能です
あと私がこのワームをおすすめする最大の特徴がブレードが付いていること。
フラットフィッシュもブレードに反応が良いことが多いのでカスタムしなくてもデフォルトでブレードが付いているのはポイントが高いです。
更にこのブレードは小型の為、飛距離を極端に落とすこともないので飛距離とアピールをトレードオフしなくてもいいのが〇
ワームで誘っても当たりが無い時はこの砂団子のブレードで反応をみてください。
③サリュー
ワームのおすすめ3つ目はサリューです。
ワームは一般的にミノー、シンペン等のプラグより飛距離が出ないのが普通ですがサリューは飛距離を出すことに特化したワームでめちゃくちゃ飛びます。
15g、22g、30gとラインナップがあります。22gが一番汎用性がありますがすべての重さを揃えておいていいかもしれません。
一番ベイトに近い動きをするソフトルアーを100m近い沖にキャストして探れるので竿抜けのスレてない魚に自然な形でルアーを見せられます。
向かい風、横風にも強いのでいろんな天候に対応できます。
こう聞くと
もう一つぶっ飛び性能で有名なソフトルアーとしてジョルティがあるけどサリューがいいの?と疑問を持つ方も居るかもしれません。
私は以前、ワームで探る時、サリューとジョルティ半々くらいで投げてみたのですが同じ重さだと若干サリューの方が飛んでる感じがしてました。
更にジョルティはアイに小石が挟まることが多く簡単に取れないこともしばしば。
挟まったまま投げると小石が挟まる位置にも因るでしょうがぶっ飛び性能のコアである重心移動が機能しないことになるので飛距離も安定しないでしょう。
そして魚の反応具合も目に見えてどちらかに優位に反応が良いといった印象はなかったので入手の容易さでもサリューを使用した方が良いのではないかと思っています。
使い方
基本的にはぶっ飛び静+ワーム+Zシステムでランガンし、反応が得られない場合に更にブレードでアピールできる砂団子で探る
更に沖を探る場合にサリューの各種重さで探る流れで使っていただきたいです
ワームはこの3種のローテーションで大方どんな状況でも探れると思います
・メタルジグ
➀フリッパーiT38
メタルジグのおすすめ1つ目はフリッパーiT38です。
私の場合ですがフラットフィッシュを狙う上でメタルジグはあまり使いません。
手返し重視で探る為ワームかシンペンの2択でほぼ完結してしまいます。
そんな中でメタルジグの出番というのがシンペンの飛距離より沖を探る場合です。
ワームとシンペンで広範囲に探っても何の反応も得られず、後は探るところはシンペンの飛距離でも及ばない沖しか残っていない時によく使います。
なので自ずと飛距離が出ると謳ったジグになります。それがフリッパーiT38です。
後方重心でぶっ飛ぶ構造ですがその後方には鉛より高比重なタングステンが埋め込まれているため普通の鉛素材の後方重心のジグよりも飛びますし、安定して飛距離を出すことが出来ます。
当たりが無くどうしようもなくなって竿抜けの沖を探るしかなくなったときに投げるといいと思います。
私は第10回リモートサーフ感謝祭に参加した際、当たりがないのでこれを遠投したところデカマゴチを釣りマゴチ賞を頂きましたのでどうしようもなくなった時の切り札としていいのではと思います。
②飛び過ぎダニエル
二つ目というかジグで最後のおすすめが飛び過ぎダニエルです。
30gか40gを投げれば上記でおすすめしたシンペンの飛距離より沖を探れるのでこの二つの重さを持っておけばいいと思います。
こちらはぶっ飛ぶジグとして有名ですが泳ぎもバタバタと泳ぎアピール力もあるので沖の魚に見つけてもらいやすいです。
一つ気になるところとしてはキャストしているとたまに飛行姿勢を崩して飛距離が出ないことがあります。
使い方
既にジグのおすすめの説明の所で書いてしまいましたが、ワーム、シンペンで探って反応がない時に更に沖を探る用に使っていただければと思います。
番外編
今回上記でおすすめしたルアーは私が2025年にヒラメ、マゴチを釣ったルアーの中で初心者の方にも使いやすく、魚を連れて来てくれるものを選んで紹介しました。
しかし、初心者の方には使いづらいかもしれないですが魚の反応がいいもの、おすすめからは漏れましたが持っておいて損はないだろうというもの、後もしかしたらここまで読んでいただいた方の中で、何故ミノーのおすすめはないのか?
と思った方も居るかもしれないのでその理由についても書いていこうと思います。
・VJ
番外編一つ目はVJです。
シーバス用のソフトルアーとして有名ですがフラットフィッシュにも反応が良いです。重さは22gが汎用性が高く使いやすいと思います。
ただデフォルトでセットされてるフックがめちゃくちゃ極小で重さによって違いますが♯10くらいが付いてます。
シーバスに丸呑みさせるためにあえて小さいフックをセットしてるのかもしれませんがフラットフィッシュには不向きな気がしますので私は♯6くらいに上げて使っています。
このルアーでしか反応しないことを多々経験しているので他のルアーで反応がない時に投げますが何故かバレやすい。
フックをカスタムしなきゃいけないのとバレやすいのが理由でおすすめには入れてませんでした。
・フリッド125S
二つ目はフリッド125S
おすすめに入れようか迷いましたがぶっ飛び君115Sがあれば飛距離もあまり変わらないので風がある時でも飛ばしやすいぶっ飛び君をおすすめにしました。
でもこちらのフリッドも使いやすく後方重心で着底が分かりやすく巻くとバタバタと泳ぐ感じでアピール抜群です。
デフォルトで付いてるフックが5番でこのサイズのシンペンにしてはちょっと細く小さいのでデカい奴が掛かった場合に心配なところはありますが
魚はよく連れて来てくれるので持っていて損はないと思います。
・フリッパーZ24
3つ目はフリッパーZ24です。
こちらのジグは素材が亜鉛のメタルジグで比重が鉛より軽いため沈下速度も鉛製のジグより遅いです。重さ24g
ジグのおすすめのところでジグはシンペンの飛距離で届かない所を探る為に使うというようなことを書きましたが
このメタルジグの使い方はちょっとそれとは違います。
小さいシルエットだけどなるべく遠投が出来てスローに誘いたい時に使います。
沖を小さいシルエットでスローに探ろうとすると意外に難しく
シンペンの小さいもので探ろうとすると樹脂製ですので重さが担保できない為飛距離が出せません。
かといって鉛やタングステンの小型のジグで遠投すると今度は沈下速度が速くフワフワ感が出せません。
そこでこのジグの出番です。
低比重の亜鉛で樹脂製までとはいきませんがフワフワ感が出せて遠投もできます。
オーディン95Sのフワフワ感で誘っても当たるけど乗らないような時にシルエットを更に小さくしつつフワフワ感も保ちたいという時に使います。
出番はそれほど多くないかもしれないですが渋い時に助けになったりします。
・おすすめにミノーを入れなかった理由
最後におすすめルアーにミノーを入れなかった理由ですが
結論は
基本的にミノーは底を取れないので取りこぼし、主にマゴチの取りこぼしが発生するかもしれないからです。
説明するとミノーには種類があり主にフローティングミノーとシンキングミノーに分かれると思います。
フローティングミノーは基本的に着水すると水面に浮いたままで巻くとリップによって潜っていきます。
この潜る深度はリップの長さ等である程度決まっています。
マゴチの生態としてあまり上の餌を追わない性質があるのでルアーで誘う際は海底から50㎝以下を意識して巻くように書かれている記事や解説もあります。
そうすると底を取れないフローティングミノーでマゴチを釣ろうとした場合、釣り場のサーフの水深とミノーの潜行深度をある程度把握していないと知らず知らずのうちにルアーがマゴチの捕食レンジより上を通っているということが起こります。
そうするとやる気のあるマゴチは居るのにルアーを食ってもらえないので取りこぼしが発生します。
次にヒラメについて
ヒラメは海底のベイトから海面のベイトまで追い、どのレンジでも食う可能性はあります。
ですが海面付近ほど上のレンジのベイトを追う時はかなり活性が高い時のことであって基本的には底付近を通した方が釣れる確率は高いように感じます。
活性の高いヒラメを手っ取り早くあぶり出すのであれば水面直下を泳ぐミノーでしたら海底の魚からも良く見えるので、打ってつけのルアーですが、濁ってたり活性がそれほど高くないヒラメが多い場合、底から離れたレンジを巻いてくると取りこぼす可能性が高いです。
シンキングミノーについてもフローティングミノーと同じようなことが言えます
シンキングミノーと言っても普通のシンキングミノーの沈下速度はすごくゆっくりなので着底まで時間が掛かる上、着底の感覚も分からず、いつ巻き始めたらマゴチのレンジを通せるかも分かりません。
またサーフのルアー釣りしてるほとんどの方はPEラインを使ってると思いますがこのPEラインの浮力も結構馬鹿にできず更にルアーの沈下が遅くなりますので手返しが悪すぎます。
シンキングミノーにはヘビーシンキングミノーというものもあり沈下速度も速くシンペンのように着底が分かります。
それならヘビーシンキングミノー使ったらいいかもしれませんがそうするとワームかシンペンで代用できるんじゃ?という考えに至ってしまい、ミノーを使う優先度が低くなってしまうというのがおすすめにミノーがない理由です。
ミノーの動きでしか食わないという状況もあるとは思いますのでその場合を想定して、サーフのフラットフィッシュ狙いの際もミノーを何種類か持っておくのも釣りの引き出しが増えていいかもしれません。私も全く何の反応もない時はミノーを投げたりします(笑)
以上がこれからの秋のハイシーズンでおすすめするルアーと番外編ルアーでした。
これからのサーフシーズンの参考になれば幸いです。
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